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鏡面ロールの微細クラック転写問題に対応。硬質クロムめっきとクラックフリーの表面処理「クロアモール」の二層構造で、鏡面かつクラックフリーな表面を実現。光学用フィルムの品質向上、高機能化に貢献します。
液晶や有機EL等に使用される光学用フィルムの高機能化に伴い、生産に使用する鏡面ロールのニーズは高度化しています。そのような中、複数のお客様から硬質クロムめっき表面の微細なクラックを排除できないかとのご依頼を受けました。そこで、鏡面研磨加工が可能な硬質クロムめっきとクラックフリーの表面処理「クロアモール」の二層構造にすることで、クラックフリーな鏡面ロールの製品化を開発しました。
ディスプレイやスマートフォンにおいて、情報の高度化に伴って映像素子の高精細化や高解像度化が急速に進んでいる。
従来の硬質クロムめっきの鏡面ロールの問題点
高精度光学用フィルムの成形において、硬質クロムめっきの微細クラックがフィルムに転写されるので、
クラックが無い鏡面が欲しい
当社のオリジナルめっき「クロアモール」の活用を検討
高硬度(Hv1200~1500)でクラックフリーの特徴を持つが、厚膜化するとマクロクラックが発生するので薄膜(5μm以下) 処理しかできない。このため、耐荷重が要求されるロール等への施工が難しい。
2層構造を検討
従来の硬質クロムめっきとクロアモールを2層構造にすることで 厚膜化とクラックフリーの両立を図り、
荷重がかかるロールへの応用を検討する。
⚫︎鏡面転写・離型性・耐摩耗性・耐食性に優れる
⚫︎表面硬度Hv1200〜1500
⚫︎全体めっき厚が数十μm以上なので、大荷重がかかるロールに適応可能
ロール表面はクラックフリーであるため、フィルム等の成形品へ微細クラック などの転写はありません。樹脂成形段階でのフィルム搬送はスムーズで、低摩擦係数を有するクロアモール表面により離型性も優れています。
表面にはクラックやピット・ピンホールがなく、高い耐食性を発揮します。
現在、製品化に向けて試作を進めております。キャスティング成型における硬質クロムめっきのクラック転写でお困りの方、ぜひご相談下さい。
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