新製品
テフ・ロック・ファイン
高荷重下でも低摩擦維持と強力な耐久性を有する複合化クロムめっき
テフ・ロックのベースとなるめっきを硬度の高いクロ・ファインに変更することで高荷重下でも優れた性能を発揮します。
高荷重下に対応したテフ・ロックの開発
弊社の自己潤滑性クロムめっきテフ・ロックは、離型性・低摩擦・耐摩耗などが求められる幅広い分野のお客様に採用いただいております。
しかし、大きな荷重が掛かる環境で使用した際には、離型性、潤滑性が比較的早く損なわれるという課題がありました。そこで、弊社のクロ・ファインをベースとし、皮膜強度の向上と４フッ化樹脂の含浸量の増量を計り、高耐久性のテフ・ロック・ファインを新たに開発しました。
自己潤滑性クロムめっき「テフ・ロック」を提供
生産現場（お客様）
低摩擦で潤滑性に優れた表面処理を使いたい
お客様の声
テフ・ロックへの要望
高荷重下で低摩擦の維持・より耐久性のある皮膜
ベースめっきをクロ・ファインとした新規複合化皮膜の作成
新製品「テフ・ロック・ファイン」の開発
⚫︎皮膜硬度の向上
⚫︎高荷重下で、耐摩耗、低摩擦性を発揮
テフ・ロック・ファインの特徴
硬度 UP!
従来のテフ・ロックがHv840程度であったのに対し、テフ・ロック・ファインはHv910に向上しています。
４フッ化樹脂硬度
含浸量 UP!
高密度の微細クラックに四フッ化樹脂を含浸させることで、従来のテフ・ロックより含浸量を増量させることが出来ました。
フッ化樹脂含侵量
耐久性 UP!
高荷重下での摺動において低摩擦を維持し、良好な滑り性を実現しました。
また、高荷重下での摩擦に対しても耐摩耗性を有し、優れた耐久性を維持します。
各荷重における各種表面処理の動摩擦係数の変化（摺動材：アルミナ球）
硬質クロム
テフ・ロック
テフ・ロック・ファイン
摩擦試験後のめっき面の摩耗及び摩耗量の比較
「テフ・ロック・ファイン」は高荷重での摺動後でも殆ど摩耗していません
耐熱性
ベースめっきを弊社のクロ・ファインとすることで、加熱による硬度の低下が少ない特性を有します。また、弊社のテフ・ロックの耐熱製品であるテフ・ロックαと同様の処理を行うことで、300℃での使用にも対応できます。
適用例
ヒートシーラー、ガイド部品、プラスチック・ゴム成型部品（金型、ダイ、スクリューなど）、食品・医療関連部品（金型など）、その他（特に、高荷重下での低摩擦を発揮させたい部材）
従来のフッ素コーティング処理でお困りの方、高耐久性の離型性皮膜をお求めの方は、是非とも弊社技術開発部にご相談下さい。
